海外旅行時の保険をクレジットカードでカバーする方策について
久しぶりのエントリになります。決してサボっていたわけではなく、中小企業診断士の勉強や残業等で時間を捻出できなかったことに起因します、と言い訳をしておきましょう。
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さて、タイトルの通りクレカの保険について書いていきます。これまで何となく程度で保険について知っていましたが、今回はどの程度の補償が必要でクレカの補償で十分なのかという観点から考えてみました。
- 保険の内容について
- 自動付帯と利用付帯
- 複数枚保有すると補償内容は手厚くなる
- キャッシュレス診療について
- SPGアメックスカード
- エポスカード
- ANA VISAワイドゴールド
- SPGとエポスカードの二刀流+αでOK
- まとめ
海外旅行時には万が一の事態に備え保険が必要ですが、新たにお金を払って加入する必要性はなく、クレジットカード付帯の保険で十分そうです。私が保有しているクレカの保険や複数枚保持のケースについて合わせて説明していきたいと思います。
保険の内容について
補償内容は大別すると以下の5種類になります。
傷害死亡、後遺障害:(事故で死亡したり、後遺症が残った時の補償)
疾病傷害治療費:(病気や怪我での治療費)
賠償責任:(相手への損害補償)
携行品損害:(持ち物の盗難や破損)
救援者費用:(ヘリを呼んだり、日本から家族を呼んだり)
この中で大事なのが、疾病傷害治療費と携行品損害です。海外で一番困るのが怪我をしたり病気をするときなので、それを賄える程度の補償内容は必要でしょう。あと、スマホとかカメラ壊れてもかなりショックなので携行品損害も大事です。医療費の相場としては大体400万円くらいの補償があれば大丈夫そうです。ただしアメリカの場合は医療費が高額なので1000万円くらいの補償が必要との声あり。
自動付帯と利用付帯
大体のカードには保険がついているのですが、自動付帯と利用付帯の2種類があることに注意。自動付帯ならいいのですが、利用付帯の場合は旅費を該当カードで支払わなければ保険が適用されません。後述しますが、私が使用するカードは全て自動付帯です。
複数枚保有すると補償内容は手厚くなる
補償内容に万全を期したい場合は複数枚の補償付帯カードを持つのがおすすめです。海外では高額な医療費を請求されることもありますが、複数枚のカードがあれば保険を合算して対応することが可能です。求める補償内容や行く国によって変わっては来ますが、とりあえず3枚くらいあれば大丈夫っぽいです。きちんとカードを組み合わせるとコストゼロで十分な備えができたりします。※死亡や後遺障害は合算不可です。
キャッシュレス診療について
キャッシュレス診療が可能なクレカを保有していると、(あくまで保険会社との提携病院において)クレカ会社が直接立て替えてくれます。あと、もしもの時のために実際に使う時のフローも覚えておいた方がいいですよ。
○緊急デスクに電話⇒指定の病院へ行く⇒クレカとパスポートを見せる
SPGアメックスカード
年会費が3万円とかなりお高いカードですが、自動付帯で補償額も大きく、家族も補償対象になるなど内容は抜群です。支払にも使おうと補償金額がアップします。またキャンセルプロテクションもあり、万が一に急な病気や出張でキャンセルした場合でも費用をアメックスが補償してくれるサービスがあります。キャッシュレス診療にも対応しています。
エポスカード
年会費無料にもかかわらず、ゴールドカード並みの補償が受けられます。勿論、自動付帯です。とはいえ、補償額が十分ではないのでサブ的な位置づけ。作っておいて損なし。
ANA VISAワイドゴールド
マイル乞食やクレカオタクには周知のカードではありますが、こちらも自動付帯なので持っておくにこしたことはありません。とはいえ、補償内容は障害疾病が150万円までと弱く、年会費もそこそこかかりますので、上記2枚があればマストではないかと思います。元々持っている方なら、家族特約も付帯してますし、補償上限も上がるので、あったらいいな程度です。
SPGとエポスカードの二刀流+αでOK
いろいろ試行錯誤した結果、この結論に至りました。補償金額や様々なプロテクションが充実のSPGで支払を済ませ、それをカバーする自動付帯かつ年会費無料のエポスカードというスキームで海外旅行は十分すぎます。あと、どうしてもという意味で、+1枚あれば十分すぎます。上記の3枚があれば、治療費用の補償額は最高800万くらいまでカバーできます。
↑やっぱり似たような内容のブログも見つかりました。
まとめ
上記に書いた確認事項と紹介カードを表にしてまとめてみました。私の主観をもとに書いたので唯一無二の答えではないですが、そこそこ汎用性の高い戦略かと思っています。
とまあこんな感じで運用していれば、大過なく旅行が楽しめるかと思います。ご参考になれば幸いです。