『働き方完全無双』を読んで
私個人元々彼には関心がありまして、たまに配信するyoutube動画を見てたりします。
アナーキーでフリーダムな彼の思想はとても刺激的です。以下、面白い部分を取り上げたいと思います。
「新しいこと」にはとにかく首を突っ込んどけ
世の中、何が当たるかわからないものです。例えば、10年前にヒカキンさんの動画を見ても「この人は将来、会社を上場させて年収数億円を稼ぐ」とは誰も思わないでしょう。おそらく、「この人は一体何をやってるんだろう」という感覚になるのが普通です。
けれど、何か新しいことを始める人は、みんなにそういう感覚を与えます。「何やってるの、これ?」と周りに思わせる人がいて、その中の数%の人が面白がるようになり、気づいたら何故かうまくいっている。そんなことが起こるのです。
すると、「何か常にやっておく」という姿勢の人がトクをするわけです。
とにかく斜に構えずに新しいものはとりあえず試してみる、というのが大事なようです。
ニコニコ動画がうまくいった時、勿論ニコニコ動画そのものが成長するのは当たり前なのですが、それと同時に、「ニコ動の中で動画を上げている一般人」も有名になっていきます。「歌い手さん」と呼ばれて歌を歌うようになったり、キャラクターが面白いから仕事が来るようになったりしました。
このように、何か新しいサービスの上にいる人は、「そこにたまたまいる」というだけでとつぜん、ゲタを履ける時期があるのです。
そこで重要なのは、本人が物凄く優秀であるということではなく、「たまたま早くからそこにいた」という事実です。
「無料ツール」はやらなきゃ損
ネット上のサービスに登録をするくらいであれば、誰でも今すぐ無料でできます。それをちょくちょくしているうちに、何かがワンチャンで跳ねる可能性があるのです。
少し前であれば、はてなブログやミクシィで面白い文章を書いていた人が次々と本を出す現象が起こりました。文章の面白さも多少必要ですが、早くから書きためていた人の方が有利です。無料で始められる事は、とにかく早い方がいいのです。
そうなると、「自分の時間」が必要になってきます。本業に時間を取られ、残業をして家に帰ってもストレス発散や長時間睡眠だけをして過ごしてしまうと、新しいことに目を向ける暇がありません。「自分の時間」を生み出し、例え理解者がいないことでもコツコツやってみること。それが結局は近道になるのです。
僕が2チャンネルで成功したのも、似たようなサイトを作っている人が沢山いた中で「暇で続けられた人がたまたま僕だけだった」という結果だと思ってます。
それらは、すぐに結果を求めようとする人には、耐えられない作業でしょう。結果を求める人は、おそらく実社会で稼げる優秀な人だと思うので、普通に仕事をして収益を上げる方に力を注いだ方が早いかもしれません。でも、本業とは別に、個人でワンチャンを狙うことをしておいたほうがいい時代です。
1つの会社に人生を預けられる時代ではないので、実社会では素早い結果を求めながら、個人では頭を切り替えて、「新しいツール」や「ものづくり」をコツコツやっておく。それが、無双状態の1つめの条件です。
「著述家が最強」説
会社を持っておくと、なんでも経費にすることができます。外食した時も打ち合わせということにできますし、車だって移動手段として経費にして買うことができます。自分の趣味を会社の事業と関連付けさせれば、大体のものは経費にすることができます。
そもそも僕も、学生時代に会社を作って以来、その後の人生は ずっとそんな感じで生きています。ネットサービスだけでなく「著述業」もしているので、経費で落ちないものがほとんどありません。
海外に旅行をした時も、イベントで話したりブログや書籍に書いたりするので、旅行代も経費になります。行ったはいいけど、ネタにはならないことだってありますから、無理に仕事に繋げなくても割とOKだったりします。
本業作家ではなくても、ブログを書いて広告を貼っておいて、月に数百円が入ってくるだけで著述業が成立します。ユーチューバーでも、動画を上げて10円でも収入があれば、職業としては映像作家になります。
「新しいこと」に首を突っ込んでおくわけですから、いつ何が跳ねるかわかりません。その日のためにも、個人で会社を1つ持っておくことは勧めておきたいですね。まあ、面倒臭いかもしれませんし、東京都であれば法人都民税が年間7万円かかります。それを払ってでも得する経費を1年で使う人であれば、やって損はしないはずです。
「世界最高齢の女性」の食事
世界最高齢の122歳まで長生きした女性は、毎晩ワインを飲んで、チョコレートを食べていたそうです。チョコは糖分以外にポリフェノールも摂取できるのでトクです。細胞はテロメアというタンパク質がなくなると、分裂ができなくなって死滅してしまいますが、それを修復するのにポリフェノールが効果的だと言われています。
「禁止」は一時的にせよ
日本の場合は、一度法律で決まってしまえば強い権限を持ちます。それは時限法ではないからなんですよね。例えばアメリカでは、「とりあえず20年だけ制限します」というように、決められた期間内で法律で定めます。だから、20年後にどれだけの効果があったのかを見直して、まだ規制すべきだったらその時は法律を続けるという方法をとります。
日本ではそれとは逆に、毎年毎年新しい法律ができていく一方なので、単純に「できないこと」が増えていく社会なのです。基本的には官僚が法案を作り、たまに政治家初の法案も生まれますが、産業側が喜ぶ法案が作られることはほとんどありません。
悲しき社畜の視点としては、新しいことに目をつけていくこと、出来るだけ節税をすることに視点が向いたので、今回のエントリではそこらへんを抜粋してみました。
私の趣味は旅行だったり読書だったりするのですが、そのような出費を管理する会社を作ってみるのもありかもしれませんね。それだとまさにひろゆき氏が実践している著述業としての会社で節税できるかもしれません。チャレンジしてみようかな。。。
終盤は国家のあり方などについても言及がありましたので気になるかたは読んでも損はしないかなと思います。