悲しき社畜が経済的自由を目指すブログ

これは、悲しき社畜が経済的自由を目指す物語である。

自己効力感(エフィカシー)を高めること

前の記事でちらっと紹介した自己効力感という用語ですが、今回はその用語と考え方について説明したいと思います。


↓前の記事です。

http://syachiku-finance.hatenablog.com/entry/2018/07/22/182254


セルフ・エフィカシーの臨床心理学

セルフ・エフィカシーの臨床心理学

  • 作者: 坂野雄二,前田基成,川原健資,嶋田洋徳,鎌原雅彦,鈴木伸一,松本聰子,金外淑,野口眞弓,佐々木和義,戸ヶ崎泰子,東條光彦,小田美穂子,浦上昌則,岡浩一朗,竹中晃二
  • 出版社/メーカー: 北大路書房
  • 発売日: 2002/08/01
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自己効力感っていうのは心理学の用語なんですが、エフィカシーとも言います。どういう意味かというと、「自己能力の自己評価」のことです。なんだか分かりづらいかもしれませんが、自らの能力に対する信頼感とでも言えばいいでしょうか。

 

自己効力感は、「俺だったらこのくらいはできるはず」という思いの強さを指します。何か課題や問題があったとしても、自己効力感が高い人は、「このくらいなら達成可能だ」と考える傾向があり、逆に自己効力感が低い人は、「俺には無理かも・・・」と考える傾向にあります。

 

つまり、自己効力感が高ければ、失敗を恐れずチャレンジでき、逆に低ければチャレンジしづらくなります。

 

自らの評価というとプライドとやや似てる感じがしますが、考えてみると結構違います。プライドというのは自尊心のことですが、プライドの高い人というのは、自らの考え方や行動原理を他者に譲りません。プライドとは、自分の精神を守る作用ですからね。しかし、こうなると外部の面白い考えやアイデアを逃しやすくなるので、エフィカシーと異なりプライドはできるだけ低くした方が良いです。

 

このブログは、悲しき社畜が経済的自由を得るための軌跡や考え方を紹介する趣旨です。ゴールは経済的自由であり、達成にコミットするべきであり、プライド、自尊心といった余計なものに阻害されるわけにはいきません。

 

プライドを低くして、他者の考えやアイデアを聞き入れるようにすれば、より自分の能力を高められたり、運用能力を上げることができるかもしれません。プライドが高ければ、現状維持となってしまいますからね。

 

勿論、無批判に他者の意見を聞けとは言いません。聞いた後に、論理的に吟味し良い箇所を部分的に吸収していけばいいのです。プライドが高いことによって、何も考えず有益な機会を捨ててしまうことが問題だからです。

 

とまあ、プライドについても話してしまいましたが、重要なのは自己効力感の向上です。自らの能力を上げるだけでなく、自らの能力を信じてあげられるようになれば、精神的に強くなり、更なる努力もモチベーションを保ったまま行えます。

 

経済的自由を高めるために、一番大事なのは戦略ですが、それに基づいて行動し続けられねば意味はありません。継続するためにはモチベーションを維持することが大事です。では、どういう時にモチベーションは上がるかというと、自らの能力が伸びている時です。

 

以上、黙々と日々のミッションをこなすだけでなく、自らのメンタル管理も怠らないように、という自戒を込めて、自己効力感について書きました。