悲しき社畜が経済的自由を目指すブログ

これは、悲しき社畜が経済的自由を目指す物語である。

テクノロジーは所有と利用を切り離す

ICT技術の進歩により、所有から利用に経済活動がシフトしています。

 

ライドシェアでいえば、元々は車は所有することでしか利用できませんでしたが、マッチングサービスの普及や人工知能による需給予測の向上により、都度利用できるサービスになろうとしています。

 

これは何を意味しているかというと、テクノロジーによって資源の有効活用が促進されているということです。車は、平日だと通勤でしか使わないでしょうから、購入価格分の活用をしているかというと殆どの人は活用できていないでしょう。それならば、プラットフォーマーが車を所有し、人々に利用させることで車という資源をフル活用することができます。資源は有限ですのでマクロでみれば、ライドシェアの普及は限りある資源の有効利用に資することでしょう。それにより衰退する事業があるならば、それは役割を終えた事業ではないでしょうか。

 

このように、テクノロジーの発達は所有と利用を切り離す作用があります。古い例でいえば、レンタルビデオ屋なんかもシェアリングエコノミーの一例で、ビデオを買わなくてもレンタルでビデオを視聴可能になりました。今ではインターネット上で視聴可能になり、ビデオは不要になりましたが、とにかくテクノロジーは資源をより有効利用させる力があります。賃貸住宅なんかも所有と利用を分けている例ですね。

 

そのようにシェアリングが進む社会になると力を持つのは、所有と利用をマッチングさせるプラットフォーマーです。プラットフォーム事業は、普及さえしてしまえば、ネットワーク効果によりますます便利なサービスになりますし、設備投資が不要のため変動費レスの高利益事業となります。

 

元々考えてはいたのですが、私のPFはプラットフォーム事業の会社が殆どを占めています。それぞれPERは高い(40~60倍程度)のですが、一度確立したプラットフォームは高い利益率を誇り、ニーズがあれば成長も滞りにくい性質があります。現代のように、ICTが発達している状態においては、非常に魅力的な事業と言えるでしょう。それが考慮され割高になっているとすれば、それはプラットフォームプレミアムとも呼ぶべき現象なんでしょう。

 

また、プラットフォームといっても、鉄道事業からテレビ局、UBERまで広範です。それぞれ分類してみると楽しいかもしれません。プラットフォーム事業の強みというのも、いつかまとめて記事にしたいと考えています。