悲しき社畜が経済的自由を目指すブログ

これは、悲しき社畜が経済的自由を目指す物語である。

公務員やサラリーマンになることは本当にローリスクか?

久しぶりにエンゼルバンクを読み返しましたが、とても良いことが書かれていたので、それについて考えたいと思います。

 

 

よく観察して考えてみろ。

 

公務員やサラリーマンになることは本当にローリスクか?

 

ベンチャーの社長、音楽家や芸術家、自営業者になることは、本当にハイリスクか?

 

ローリスクなつもりでハイリスクな選択をし、ハイリスクだと思ってローリスクなものを見逃していないか?

 

我々は社畜として、日々働いています。大手企業サラリーマンや公務員は、毎月安定した給与を貰えるので、世間一般としては「ローリスク」とみなされています。逆に、起業やクリエイターは安定した給与がないため「ハイリスク」な存在に見えます。しかし、これは全ての職業に例外なく当てはまるものでしょうか?それは違いますよね。ローリスクに見えてもハイリターンなものがあったり、ハイリスクに見えてもローリターンなものもあります。

 

市場が大きく変化する中、旧来の価値観がそのまま変わらないということはあり得ません。公務員が安定している職業として人気ですが、日本は人口減少に陥り、税収は年々下がっています。税収が下がれば給与にも当然影響が出てきます。細々と生きるには公務員はまだまだ価値がありますが、世間が抱くような理想的な職業からは程遠いものになっていくでしょう。

 

また、自営業についても多くの人はハイリスクだと思われていますが、一言に自営業と言ってもビジネス領域は無限にありますし、一人で食っていく分には年商は数十億円とか行く必要はありません。サラリーマンであれば自らが仕事で得たノウハウを、自営業に活用していくことも十分可能です(もちろん、情報流出などはしないように)。

 

自営業であれば、毎日決まった時間に出社して遅くまで残業する必要はありません。優れたビジネスモデルさえ確立してしまえば、運営はスタッフに任せて海外に放浪ということもできてしまうでしょう。

 

サラリーマンは「自分に稼ぐ可能性」を放棄して「隷属した安定収入」を選択した人たちだったりします。とはいえ、業務のノウハウ取得やコネクションの獲得など、良い面も多分にあることを忘れずに。

 

大事なのは、世間の声に惑わされず、自らに必要な収入や許容可能なリスクをしっかり捉えるということです。私は株式投資をしていますが、世間的には株式投資はハイリスクの筆頭でしょう。しかし、分析スキルを上げれば、世間がハイリスクだと思っている中にも、明らかに儲かるだろう銘柄を見分けられます。個人投資家は、構造バイアスを活用することで機関投資家よりも高いリターンを獲得できます。(以下、リンク参照)

 

syachiku-finance.hatenablog.com

 

そのような自らのポジションに有利な銘柄に資金を投入しておくだけで、何倍にもなることがあります。大事なのは、自らに有利な領域を見分けて、適切なリスクを取ることです。私は大学の時に財務分析をゼミでやっていた関係から、企業分析に関心を持ち始め、それが株式投資に活きています。今後は自らでニッチビジネスも手掛けてみたいなと思ってます。社畜は、まだ続ける予定です。

 

ということで、世間の思い込みにとらわれず、「これは本当にローリスク?」「これは本当にハイリスク?」と自分で考えて動けるようになりたいものです。