サラリーマンという投資〜人的資本と金融資本
ブログでは、サラリーマンが経済的自由を獲得するための方策を論じています。
経済的自由を年収500万円程度と仮定した上で、必要な総資産を8500万円としておりますが、この金額を資産運用なしで30代のうちに達成するのはほぼ無理でしょう。
外銀や外コンとかのエリート社畜あれば達成可能かもしれませんが、ここでは普通の社畜を前提としておりますので。。。
そして投資をする上で覚えておきたいのが、サラリーマンというのも投資の一つだということです。
ベッカーという経済学者が「人的資本論」という考え方を提唱しましたが、「資本」とは、株式投資のような金融資本だけでなく労働力という「人的資本」も含むということです。※厳密には違うかもしれません。違ってたら指摘してください。
なので、サラリーマンとして働くということは、人的資本を特定の会社へ投下していることに他なりません。
大卒サラリーマンの生涯年収は2億7000万円程度です。また会社によって年収は変わるので、総じて2億から3億程度となるでしょう。そうなると大学生は就職活動によって2億から3億の投資判断をしていることになります。
そして、サラリーマンは安定的に毎月給与を貰えるため、金融商品でいえばエクイティファイナンスよりかはデッドファイナンス、債券投資に近いものとなります。また、全世帯の平均年収を600万円と仮定すると、3億円を投資して毎年600万円をもらうということは、年利2%の投資と見なすことができます。
会社はたまに潰れたりしますが、就業とは比較的リスクの低い投資法です。3億円分をローリスクで運用している以上、それより遥かに少ない金融資本はハイリスクハイリターンで運用して構わないように感じます。
このブログではこのような考え方をベースに、運用をしていきたいと思っております。