悲しき社畜が経済的自由を目指すブログ

これは、悲しき社畜が経済的自由を目指す物語である。

高成長企業のPERについて

最近の記事はPERについてのものが多いです。成長企業のバリエーションについて関心がある時期なんでしょう(自分の話ですが他人事です)。

 

さて、社畜が経済的自由を得るための株式投資の手法は、高成長の小型企業への集中投資と主張し続けておりますが、その手法を貫くためにはPERについても頭に入れておく必要があります。

 

PERは株価÷EPS or 時価総額÷純利益で計算されますが、PERが30だからといって割高になる企業は、成長をしていない企業です。成長をしていれば分母のEPSや純利益は大きくなるので、成長を折り込めば実質的なPERは小さくなります。そのため、エムスリーやスタートトゥデイなどの高成長企業は高PERながらも株価が上昇しているのです。

 

以下の記事がわかりやすいのでご参考に。

member.rakuten-sec.co.jp

 

私なりにまとめます。日経平均のPERは13程度なので、それと比較するとPERが30や40以上になる企業は、確かに割高に見えます。しかし、成長ポテンシャルが高い企業においては、高PER銘柄を避けることは機会損失をもたらします。

 

社長のインタビューや中期経営計画等を確認し、今後3年間(5年間は想定しづらいので)にEPSが20%成長を続くと見込むことができれば、1.2*1.2*1.2=1.7となり、PERの分母はこの分だけ大きくなり、PERは小さくなります。現行PERが40ならば成長を織り込むと23程度まで落ち込みので許容可能です。それでも日経平均PERよりかは割高ですが、20%成長の企業がその年以降に急にストップするわけでもないでしょう。ならば、そのくらいの許容度で問題はないという考え方です。私は、PER50程度でも高成長でビジネスモデルが堅牢であれば問題がないと考えてるので、マークラインズも保有しています。シュッピンは8/7時点でPER27になりましたが、私は割安と判断します。

 

成長プレミアムの折込具合は投資家によってバラバラでしょうが、このように計算しながら売買をしていると、自分なりの基準ができてきて楽しいですよ。